2019/12/14
しつけの基本
していいことと悪いことをきちんと教えましょう。
犬との生活が楽しく、豊かであるために、飼い始めたらすぐに社会化(しつけ)をしましょう。トイレのしつけはお家に来たその日から、そしてリーダーは常に人間であることを子犬のときから徹底して、しつけをすれば問題行動を起さず、生涯あなたのよいパートナーになります。
基本の号令は4つだけ・・・【おいで】、【おすわり】、【まて】、【ふせ】
名前を呼ばれたら、目を見る。“アイコンタクト”とは、犬に注目させることです。リーダーと犬が顔を合わせます。
犬の名前を呼ぶ(号令)のは、一度だけです。これは、すべての号令や意図の疎通のためのサインです。ですから、しかるときに名前を呼んではいけません。名前を呼んで、犬と目を会わせられたら“ごほうび”をあげましょう。
- アイコンタクトの失敗しない方法は・・・
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- 犬と目があった時に名前を呼んで、ご褒美をあげる。
- 誘導して目が合えば、名前を呼んでご褒美。
初めはこのようにして、飼い主から名前を呼ばれたら見ることを教えましょう。
しつけをするときは、アイコンタクトができたときだけ。一度号令をかけ、それに従えばご褒美をやります。従わない、無視するようなら号令はかけません。
そして、しつけをするときは同じ態度で接しましょう。その時々で違っていたら、犬も困惑します。家族みんなでしつけをする場合は号令を決めておきましょう。叱ったりする場合に同じ号令で呼ばないよう注意します。体罰は厳禁です。犬が上手にできたときは思いっきり褒めましょう。罰を与えるときは、その瞬間にします。だらだらとしないで短い言葉で言います。例えば、『いけない』、『違う』、『痛い!』などです。
呼ばれたら自分から進んでリーダー(飼い主)のもとに来るようにすることです。
はじめから必ず成功させることが大切です。そのためには、必ず犬がこちらにくる時に『おいで』の号令をかければ失敗はありません。また、リードを使って補助することや、ボール、食事、おやつ、ご褒美や狭い場所を使っての失敗しない方法もあります。犬が来るかどうか分からないときにこの号令をかけてはいけません。
注意)『おいで』といって叱ったり罰を与えてはいけません。
座ったら”おすわり”の号令をかけ、ご褒美をあげほめましょう。
できれば、あなたの左側に犬がきた時に、おもちゃや、おやつ、フードを犬の頭の上に持っていき、犬の鼻先が上になるよう誘導すれば、犬の頭が上がりお尻が下がります。おすわりを誘導し『おすわり』号令をかけご褒美をあげます。犬は頭の上にあるものを見ていると自然に腰を落とし座ります。それで座らない場合は首輪を持ち、もう片方の手で腰を下に押します。
おすわり”ができるようになれば、おすわりの時間を長くしていきます。
『おすわり』をさせ『まて』といって、すぐにご褒美をあげます。このご褒美のあげるタイミングを、ゆっくりと少しづつ長くしていきます。そうすれば、自然に待てる時間が長くなっていきます。
『まて』ができるようになったらトレーニング。
『おすわり』をさせた姿勢でご褒美を子犬の鼻先に持って行きます。食べようとしたら鼻から少し前に動かします。子犬が座ったまま体を前に伸ばし伏せる姿勢を見せたら『ふせ』と号令をかけます。そのままご褒美を動かしながら完全に『ふせ』になってからご褒美を与えます