2019/12/14
よい性質の子犬を選びましょう
こんな犬を飼いたいという思いで飼われる方が多いと思います。でもTVなどで人気の犬はきちんとしたしつけがされた犬たちです。自分が飼っても同じようになるかは飼い主様とその家族の努力にかかっています。
犬は活動的な動物です。社会に迷惑をかけない、犬の生涯を愛情と責任を持って最後まで世話をするという覚悟も必要です。
あなたが犬を飼うときに子犬を選ぶのであれば、それから10~20年間は家族として一緒に生活することになります。犬との生活を素晴らしいものにするためには、犬の性質があなたに合っているかが重要なポイントとなります。
犬の性質を3つに分けて考えてみましょう
- タイプ1
- 優位性が高く押しが強いのは、自分がリーダーシップを取りたい犬です。
自主性が強く、好奇心旺盛で、遊びが大好きで、活発に行動します。元気に見えるので子犬のときはかわいい人気者です。その反面、飼い主がリーダーとしてしっかりとしていなければ、その犬との生活はうまくいかなくなるでしょう。 - タイプ2
- 押しが強くもなく、シャイでもない中間の犬こそ、誰にとってもしつけが容易で飼いやすい犬です。
一般家庭で飼われるのならこのタイプがよいと思います。 - タイプ3
- 悲しそうな目で訴え、おびえているように見え、すみっこで固まっています。
一見、おとなしそうで飼いやすいように見えますが、実際には特別な注意としつけ方が必要です。一人で留守番できなかったり、知らない人を恐れたり、いろいろな問題を起こしやすいのです。
犬を初めて飼う人には難しいところがあります。
性格を見るポイントは
子犬の入っているケースやサークルに近づいたり、手をさしのべたりしたとき、逃げずに興味を示し近づいてくるか?
ケースやサークルを軽く叩いたとき、その音に反応して音の出ている方に興味を示して近寄ってくるか?
子犬に優しく声をかけてみて、興味を示すかどうか?
音に驚いて逃げたり、すくんでしまう子犬はシャイな性格である場合が多いようです。
雄(♂)と雌(♀)による違い
雄犬の場合、一般的に雌犬より活動的で、攻撃性が高く、家の外への関心が高い。
雌犬の場合、一般的に雄犬よりおとなしく、従順で、しつけもしやすい。
同じ犬種でも雄犬と雌犬では見た目に違います。まず、体の大きさです。雄犬の方が大きくがっしりしています。大型犬以上になると雄犬と雌犬では5kg以上も違うことがあります。
性質的にも雄犬はマーキングなどで自分の優位をアピールします。繁殖させない場合は雄・雌とも虚勢・避妊手術をすることをお勧めします。攻撃性や病気に対し効果があります。
純血種と雑種による違い
純血種は成犬になってからの大きさや性格の予想がつきます。雑種の場合、成犬になってからの大きさや性格の予測はつきにくいのですが、よいコンパニオンアニマルになっている例もたくさんあります。
純血種は一般にブリーダーやペットショツプから飼うことになります。純血種は人間が純血種同士を交配させ、好ましい新たな純血種を作ってきました。そのため遺伝性疾患などのリスクも負っています。パグなどは頭部を極端に変形させています。これは交配過程でそのような犬だけ生まれるようにしたためです。雑種は自然に交配され生まれています。遺伝的リスクはその分低いのですが、どのような成犬になるか予測ができません。
また、大型犬と小型犬では一般的に大型犬のほうがおっとりしていておとなしい犬が多く、小型犬には活動的な犬が多いようです。