2019/12/14
犬の入手方法
子犬(成犬)を手に入れるのはほとんどの方がペットショップかブリーダーからでしょう。ただ、販売を目的にしたショップやブリーダーの場合、適切な環境で子犬が育っているとは限りません。悪い環境の中で健康管理や遺伝性疾患の有無などを十分確かめず子犬を産ませる施設が多いのも事実です。生後55日以内の子犬を生態販売しているようなショツプはできるだけ避けましょう。ブリーダーからであれば、実際にその施設に行きどのような環境で育てられているのか確かめた方がいいでしょう。
血統書や特に犬種などにこだわらなければ、保険所や捨て犬保護センターなどで里親を募集しています。前の飼主の勝手な都合で捨てられてしまった犬たちです。ひとつでも命を助けることになりますので、犬を飼いたいと思っている方にはおすすめしたい入手法です。
ペットショップから入手
臭いがなく清潔を心がけており、スタッフ全員が伝染病の予防の知識などをもっているショップで飼育担当者がその動物について十分な知識をもち、その子の誕生日、両親がわかり、生後55日齢以上で親から離していることを基準にするとよいと思います。生体販売中心のショップではストレスなどで下痢などの症状がある子犬が多いのが現状です。
ブリーダーから入手
信頼できるブリーダーであれば、その犬の親の性格・体格・病歴・ワクチン歴がわかるのでよいでしょう。ただ、日本では産ませるだけで1ヶ月も経たないうちに母犬から離すブリーダーが多く、健康でよい子犬を育てようというブリーダーは少数です。最低限、子犬の誕生日がわかり、生後55日くらいまで母親のもとで面倒を見てくれるところを探しましょう。子犬を受け取るときは血統書登録書類、駆虫、ワクチン接種証明書とフードなどの説明を受けましょう。
知人からから入手
知人から子犬をもらうのは、その子の誕生日や、親の性格・体格・病歴・ワクチン歴がわかるのでお勧めです。
また、どのようにその子が育ったか飼育環境もわかります。それでも生後60日までは引き取らないようにしましょう。
里親センターや保険所から入手
不幸な犬たちをもらってください。飼主の都合で捨てられたり、預けられた犬たちがたくさんいます。この犬たちがいるのは動物管理事務所や動物愛護団体のシェルターなどです。飼主に育てる意思がないのに産まれて来た子や、保護された子犬が新しい家族を待っています。
生後2ヶ月までは母親と一緒に
ほしい子犬をペットショップやブリーダーなど、どこで探すにしても、今の日本では子犬を親犬から早く離し(1ヶ月未満のところもあります)、人の手に渡してしまう傾向があります。骨格的にも身体・精神上にも悪く、よく言われる問題行動の多くは早すぎる離乳、親との別離が一因になっています。せめて2ヶ月齢になるまで母親のもとにいた子犬を選ぶようにしましょう。
新しい動物愛護法では生後55日未満の子犬を母犬から離してはいけないことになっています。