2019/09/19
犬インフルエンザについて
原因
犬インフルエンザウイルス(H3N8型CIV)です。非常に伝染力の強い病原体です。
症状
発咳、くしゃみ、鼻汁を急性に発症させ、それらの症状はほとんどの犬では二週間またはそれ以上継続し、また一部の犬では肺炎にまで進行します。
診断
CIV感染症は犬呼吸器感染症の他のウイルスや細菌による感染症と症状が類似しているため、臨床症状だけでは診断できません。
CIV感染症は犬呼吸器感染症の他のウイルスや細菌による感染症と症状が類似しているため、臨床症状だけでは診断できません。
発症して5日以内であればウイルス診断検査が信頼でき、それ以降は抗体検査をお粉うことで診断が可能です。
日本では、犬呼吸器パネル(CRD)として、他のウイルスや細菌のPCRパネル検査が利用できます。
残念ながら、日本ではワクチンはありません。海外のワクチンも、人のインフルエンザワクチンと同様、ウイルスの排泄量を減少させたり、症状の重症度を軽減したり、症状の呈する期間を短くすることはできますが、感染を防御することはできません。