2019/04/29
ニューカッスル病
原因
原因はニューカッスル病ウイルス(Newcastle disease virus)です。
鶏の疾病として最も恐ろしいものの一つ。
ほとんどの鳥類に感染・発病させます。
感染
鳥から鳥への感染は感染した鳥のくしゃみ・鼻水や排泄物を口や鼻から接種する呼吸器感染、感染鳥と接触して感染する直接感染です。
人が感染するのは養鶏場、食肉処理施設などの従業員に多く見られます。
これらは呼吸器感染や感染した鳥を触った手指で目等を触ることで感染します。
キャリアーとなった鳥は1年くらいはウイルスを排出することもあります。
症状
感染したウイルスの病原性でことなります。
病原性が弱い場合は風邪のような症状で咳やクシャミなどがみられます。
重症だと斜頚、運動失調、神経症状などがみられ致死率も高くなります。
人の場合、潜伏期間は1~2日くらい、角膜園・結膜炎を起こします。
ごくまれに全身症状が出ることもあります。感染した場合はインフルエンザの初期症状と似ています。