2019/04/29
クリミア・コンゴ出血熱
原因
原因はクリミア・コンゴ出血熱ウイルス(Crimean- Congo hemorrhagicfever)です。
1945年クリミアで兵士間に流行しコンゴでも確認されたことから付けられました。
アフリカ、東欧、中近東、アジアと広く分布しています。ワクチンはありません。
感染
ダニ(マダニ)からの感染は咬傷からです。他の家畜などでは感染動物の解体などで直接触れることにより感染します。
症状
動物が感染しても無症状か軽い発熱程度です。
人では突然、高熱が出て筋肉痛や関節痛、頭痛などが起きます。
皮膚、粘膜に出血(顔、胸部に紅潮、口蓋に紫斑)が見られるようになります。
肝臓・腎臓障害を伴うことも多く、致死率は15~20%になります。